コーティングの下地作りパート2
コーティングに限らず、どんなものでも下地づくりは重要です。
床のペンキも下地が悪い状態ではペンキが後々剥がれてきます。
板金塗装も同じです。パテ埋めや足付けがきちんとされていないと、数カ月で塗装が剥がれてくることもあります。
先ほどはコーティング専門店の話をしましたが、ディーラーではどうでしょうか。
ディーラーは9割程の施工が新車作業です。
新車の塗装は見た目は綺麗なので、施工はそんなに難しいのもではありません。
性能の良いコーティングは別ですが、ガラス系コーティングと言われているものは素人でも1日指導すれば簡単に施工できるようになります。
ここに落とし穴があるのですが、新車でも油膜やミネラル膜など塗装面には沢山の異物や余剰成分がおおっております。新車時の保護ステッカーも1つです。
新車時の塗装を保護するために保護ステッカーがボンネットやルーフなどについていますが、粘着剤が残ったままコーティングが塗布されているなんていうこともあります。
また、外注業者がディーラーのモータープールにて施工しますが、モータープールの環境はナビ交換などがメインのため、コーティングをするスペースや温度調整、湿度などは一切管理されていません。
コーティングの下地と関わってくるのが、コーティング施工時の湿度温度はとても重要です。
新車コーティングは外注業者が2時間~3時間で素早く仕上げます。
そのため、外注業者に支払う価格を抑えることができるので、販売店に利益が残ります。
裏話になってしまいますが、商品価値5万円のものに7万,8万と払っています。
多く見積もって商品価値5万ですが、ひどい場合は量販店で出来る3万円レベルのコーティングが施されているケースも多く存在します。
ディーラーで施工した際にエシュロンコーティングやクォーツガラスコーティングなどの施工ということもあるようですが、一般的にはガードコス〇などのディーラーオリジナルコーティングです。
量販店で販売されている3万円の商品となんら変わりはありません。