プリウスがおすすめな理由はやっぱり燃費!そのハイブリッド機能について解説します

■プリウスのハイブリッド機能の仕組みとは?
トヨタのプリウスはパワーユニットに、ガソリンエンジンと電気モーターの“ハイブリッドシステム”を採用しているのは有名な話です。このようなハイブリッド機能をもった車は他社からも発売されていますが、それらとの一番の違いは、モーターだけでも走行が可能だという点です。

プリウスには2つの走行モードが用意されており、「EVモード」に入れておくと、可能な限りモーターだけでの走行を優先します。バッテリーの残量やアクセルの踏み方にもよりますが、モーターだけで走行すればガソリンの消費はほとんどありません。「HVモード」にすると、ガソリンエンジンだけでの走行になる為、パワーが必要な坂道などではそちらの方が走りやすいことがありますが、基本的には「EVモード」にしておくことで実燃費が向上します。

このガソリンエンジン+電気モーターといったハイブリッド機能を搭載している他社の車の中には、電気モーターをガソリンエンジンの補助としてではなく、そのパワーを増す為に使っている車種も存在します。ですが、プリウスでは補助だけに特化しており、何より燃費を一番に考えて作られています。

■プリウスがおすすめな理由
同様の仕組みのハイブリッド機能は、同社のアクアにも搭載されています。そちらにも「EVモード」があり、プリウスが3ナンバーなのに対し、アクアは5ナンバーの小型車です。その為、コンパクトなアクアの方が選ばれることもありますが、こと燃費に関してはプリウスには及びません。

アクアの方が小さく、軽く作られているのにどうしてプリウスの方が燃費が良いのかと言えば、そちらより優れたハイブリッド機能が搭載されているからです。アクアのハイブリッドシステムは、プリウスでは2代目に当たるモデルからの流用になります。よって、2代目のプリウスとの勝負であれば、アクアの方が燃費が良いという結果になるかも知れませんが、3代目以降のプリウスでは、ハイブリッド機能に大きな改良が加えられています。

2020年9月現在、現行のプリウスは4代目です。よって、このモデルか1つ前の3代目を(中古で)選択すれば、アクアよりも燃費が良いのは間違いありません。小回りが効くという面に関しては、アクアの方がおすすめかも知れませんが、燃費を重視する場合には、プリウスを選択するのが正解です。

■高速走行では注意が必要です
燃費が良いことが何よりのメリットとなるプリウスですが、その燃費の良さは前述の通り、電気モーターによるものです。よって、それが動作しない条件での走行では同クラス(1800cc)の一般的な車とほとんど変わらない燃費になってしまう、場合によってはモーターやバッテリーの重さから、それよりも悪くなることさえあります。

プリウスの電気モーターは、バッテリーの残量が半分以上残っている時には(「EVモード」にて)時速60キロまで動作する仕組みとなっており、それを超える速さでの走行になると動作しなくなります。その理由は、プリウスに搭載されている電気モーターではそこまでの速度は出せないからです。

プリウスは高速道路を走る時など、時速60キロを超える走行になると、途端に燃費が悪くなります。つまり、それ以下での走行がほとんどの街乗りにおすすめな車だということで、たまに遠出をするといった程度であればいいですが、高速道路を走るのが当たり前という使用環境には逆に向いていないと覚えておいてください。

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